くも膜下出血を発症した芸能人の症状や後遺症を紹介

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くも膜下出血を発症した芸能人

《 目 次 》


くも膜下出血は発症した方の約50%が亡くなり、約20%が後遺症が残ってしまうといわれている危険な病気です。
しかし、周りにくも膜下出血を発症した方がいない場合は、この病気の怖さを認識しにくいでしょう。
そこでこのブログでは、過去にくも膜下出血を発症した芸能人を数人取り上げて、後遺症や現在の様子などをご紹介します。
これを読むことで、くも膜下出血の怖さや予防の大切さを考えるきっかけにしていただければと願っております。

くも膜下出血を発症した女性芸能人

くも膜下出血は女性に多い病気で、女性の方が男性よりも約2倍の頻度で発症するといわれています。
加齢とともに発症率はあがっていき70歳台がピークですが、女性芸能人では30~40歳台と比較的若い方も発症しています。

KEIKO

globeのヴォーカリストとして活躍していたKEIKOさんは、2011年10月24日に自宅でくも膜下出血を発症しました。
当時夫であった小室哲哉さんが倒れていたKEIKOさんをすぐに発見し、救急車を呼び手術を受けたようです。
報道によると発見が早かったため脳に大きな損傷はありませんでしたが、後遺症として高次脳機能障害が残ってしまったといわれています。
以降、表舞台にはあらわれずに病気療養しています。
KEIKOさんは、現在それほど更新頻度は高くありませんがTwitterをやっており、投稿されるメッセージから日常生活を送れるほど回復していることが伺えます。

SHEILA

モデルやタレントとして活躍していたSHEILAさんは、2019年5月31日の会食中にくも膜下出血を発症しました。
緊急手術を受け術後の経過は良好でしたが、さまざまな後遺症が残ってしまったようです。
2021年になってからほとんど更新されていませんが、SHEILAさんのインスタグラムをみるとくも膜下出血の後遺症やリハビリの様子などを知ることができます。

それによると、記憶障害や麻痺などの後遺症が残ってしまい、車椅子で生活をしているようです。
現在は全てのお仕事を辞め、リハビリを行いながら家族との生活を大切にしています。

くも膜下出血を発症した男性芸能人

男性のくも膜下出血発症のピークは、60歳台です。
男性も加齢とともに発症率が高くなりますが、若い方も発症しています。

星野源

俳優・ミュージシャンとして大活躍中の星野源さん。
現在の姿からは全く想像できないかもしれませんが、くも膜下出血を発症し2回の開頭手術をした過去があります。
星野源さんは、2012年12月くも膜下出血と診断され芸能活動を一時休止しました。
このときの年齢はまだ30歳で、星野さんは若くしてくも膜下出血を発症してしまったのです。
開頭手術を受け翌年の2月には仕事に復帰しましたが、同年6月の定期検診で以前手術した部分の経過が思わしくないため、新たな処置が必要とわかったそうです。
再手術は成功し、数ヶ月に及ぶリハビリを経て2014年2月日本武道館で復帰ライブを行いました。

ジャニー喜多川

日本の男性アイドルというジャンルを作り出したといっても過言ではない、ジャニーズ事務所設立したジャニー喜多川さん。
2019年6月18日、自宅で体調不良を訴え病院に救急搬送されました。
検査の結果、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血を発症したことがわかりました。
どのような治療を行ったのかは明らかにされていませんが、同年7月9日に亡くなりました。

木村拓也

芸能人ではありませんが、くも膜下出血が発症し倒れた映像が残っている数少ない有名人のためご紹介されていただきます。

木村拓也さんは、日本ハムファイターズや広島東洋カープ、読売巨人軍などで活躍した元プロ野球選手です。
現役選手を引退した翌年の2010年4月2日、読売巨人軍内野守備走塁コーチとして試合前のシートノック中に、突然くも膜下出血を発症しグラウンドで倒れました。
当時の木村さんの年齢はまだ37歳。
このときの座り込むように倒れる映像が残っており、当時はメディアでその映像が何度も繰り返し放送されていたため、覚えている方も少なくないはずです。
すぐに広島大学病院に運ばれ緊急手術を受けましたが、5日後の4月7日に亡くなりました。

まとめ

芸能人でくも膜下出血を発症した方の後遺症や現在の様子などをご紹介しました。
くも膜下出血の最大の原因である脳動脈瘤は発見が難しいため、定期的に脳の検査を受けることが大切です。
特にくも膜下出血は遺伝と関係するという報告があるため、過去親族にくも膜下出血を発症した人がいる方は、一度脳ドックを受けることをおすすめします。
くも膜下出血が発症する前に脳動脈瘤や血管奇形が発見し適切な処置を受ければ、未然に防ぐことが可能です。

また、くも膜下出血が発症してから治療を受けるまでの時間が予後に関係します。
今まで感じたことがないような頭痛、突然の吐き気、首筋の硬直などを感じたらすぐに救急車を呼びましょう。
本人が救急車を呼ぶのは難しい場合も多いので、周りに崩れ落ちるように倒れた方がいたらくも膜下出血を疑いすぐに救急車を呼んでください。

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ニューロテックメディカル

       貴宝院 永稔【監修】脳梗塞・脊髄損傷クリニック 銀座院 院長 再生医療担当医師
ニューロテックメディカル代表
《 Dr.貴宝院 永稔 》
大阪医科大学卒業
私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。

脳卒中ラボ管理人

投稿者プロフィール

脳卒中・脊椎損傷や再生医療に関する医学的見地から情報発信するブログとなっております。
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